書けた!その後は?



 女優の財前直見さんがエンディングノートで終活に備えていると、テレビ番組で話題になりました。
 エンディングノートや遺言書などを書いただけでは充分とはいえません。意外な落とし穴があるのです。
 それでは何をすべきなのでしょうか。


書いたことや保管場所を知らせる


 エンディングノートや遺言書を残したこと、保管場所を前もって知らせておく必要があります。
 遺族が存在を知らなかったり保管場所を見つけれらなかったりしたら、せっかく用意していても、ないも同然となってしまいます。

 財産のことを記した遺言書や自分の半生を書いたエンディングノートは、できれば最後まで秘密にしておきたいものです。しかし進めてきた終活の締めくくりがうまくいくよう、書いたことや保管場所を明らかにしておきましょう。

身近な人に伝えておく


 エンディングノートや遺言書を書いたことを身近な人に伝えておきます。
 また書いた内容も合わせて伝えておけば、「そういえばこう言っていたなぁ」と、危篤の際や葬儀の準備などの慌しい場面でも思い出してもらえることが多いです。


財布にメモをいれる


 出先で事故に遭い、意識不明になった場合、意思を伝えられなくなってしまいます。
 最も簡単な対策は普段から持ち歩いている財布にメモを入れておくことです。
 メモにはノートの保管場所のほか、氏名、住所、緊急連絡先、延命治療をするかどうかなども書いておくとよいでしょう。


最後に


 終活の準備は一人で行うのではなく、身近な人と一緒に進めていきましょう。
 ご家族が遠隔地にいる、おひとり様であるという場合は、死後事務委任契約を利用してもよいでしょう。


お問い合わせ

 エンディングノートや遺言書は、完成させて終わりではありません。書いたことや内容を周りの人に伝えておきましょう。

・終活をはじめたい!
・遺言書を作っておきたいけど…
・相続で負担をかけないためには?

 上記のようなご要望、お悩み、疑問をお持ちの方は是非さくらい行政書士事務所までご相談ください!
お問い合わせ大無料


2017-12-04 | Posted in 遺言書Comments Closed 

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