墓じまいはいつ考える?



 盆明けから一週間ほど経ちました。「今年もお墓参りが出来なかった…」という方もいらっしゃるかと思います。
 加齢や引越しが原因でお墓参りに行けない、または行きづらいという方は、墓じまいをご検討されてはいかがでしょうか。
 それでは、墓じまいはどのくらいの時期に考えればよいのでしょうか。
 墓じまいは終活の一環として捉えられています。自分の入るお墓のことですから、終活の時期に考えるのが相応しいともいえます。
 しかし、できるだけ早くに墓じまいに取り組んでいただきたい方もいらっしゃいます。
 では、墓じまいを早めに検討して欲しい方とはどんな方々なのでしょうか。3つのパターンを解説いたします。


墓じまいを早めに考えておきたいのは
こんな方々

お墓を継ぐ人がいない方


 一般的なお墓は、親から子、子から孫と継承されていくことが原則となっています。
 お子さんのおられない方や、いわゆるおひとり様の方が亡くなると、お墓を継ぐ人がいなくなります。
 管理されないお墓はいずれ無縁墓として扱われることになってしまいます。
 このような事態を防ぐために、お墓を継ぐ人がいない方は早めの墓じまいを検討されることをオススメします。

生活圏にお墓がない方


 「改葬を行った(考えている)理由は?」というアンケートの回答では、「現在の墓地が生活圏にないから」という答えが多い傾向があります。
 お墓が生活圏になく、お墓参りや掃除などが難しくなると、お墓はどんどん荒れていってしまいます。お墓が管理されないままでいると、そのまま無縁墓になる可能性もあります。
 また、墓じまいや改葬の許可申請を行うには埋蔵証明というものが必要にあります。埋蔵証明は現在の墓地から発行してもらうので、お墓が遠いところにある場合、体が元気なうちに墓じまいをしておくほうがよいでしょう。

複数のお墓をお持ちの方


 一人っ子どうしで結婚した場合、実家のお墓と嫁ぎ先のお墓の2つを管理することになります。
 お互いが一人っ子だと、どちらの実家のお墓に入るのか?という問題が発生します。お互いがそれぞれの実家のお墓に入るという手段もありますが、自分の子がどちらのお墓に入れば良いのか?と悩むことになります。
 下の世代の負担を軽くするためにも、管理するお墓が複数ある場合も早めに墓じまいを検討しましょう。


まとめ


◆誰も入る予定がないお墓をお持ちの方
◆お墓が生活圏にない方
◆一人っ子どうしで結婚された方

 上記にあてはまる方は、いずれ墓じまいが必要となる可能性が高いです。是非とも早めに考えておきましょう。

お問い合わせ

 お盆の前後などは、お墓のことをつい考えてしまうという時期だと思います。
 「今年もお墓参りに行けなかったな…」という方は、墓じまいや改葬を検討してみましょう。

・お墓の引越しをしたい!
・改葬の手続きってどんなもの?
・墓じまいは何から始めれば…

 上記のようなご要望、お悩み、疑問をお持ちの方は是非さくらい行政書士事務所までご相談ください!
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2017-08-24 | Posted in お墓の引越し、墓じまいComments Closed 

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