お墓の引越し先はどこにする?
◆ペットも同じお墓に入れたいから…。
改葬を希望される理由は様々です。
改葬とは、現在のお墓から遺骨を取り出し、別の墓地へ納骨しなおすことを指します。
近年の多様な供養の方法から、伝統的な家墓だけでなく永代供養墓や納骨堂も改葬先の選択肢として挙がるようになりました。改葬先の候補となる3つの施設を解説します。
改葬先の3つの候補
新規の墓地・霊園
新規の墓地と新たに永代使用契約を締結します。
新規墓地の永代使用料や墓石の建立費などが必要になるので、費用は高額になりがちです。
しかし、「ペットといっしょに入れるお墓がいい!」「墓石のデザインを自由に決めたい!」などの特別な希望を叶えるには、永代供養墓や納骨堂では難しいでしょう。
お墓に対してどうしても譲れない希望がある場合は、それが叶えられる墓地・霊園を探しましょう。
公営墓地は人気がありますが、募集時期が限定され、入れるかどうかも抽選で決められることがほとんどです。
「○○市+市営墓地」などで検索すると、各市の募集内容や現在の募集状況などを掲載しているページを見つけられるかと思います。
永代供養墓
永代供養墓は家墓と異なり、継ぐ人がいなくても入ることのできるお墓です。
永代供養墓は、おひとり様やお子さんがいないなどお墓の承継者がいない方はもちろん、お墓の管理・維持が困難だという方にもオススメしたい改葬先です。
但し、永代供養墓に納骨すると遺骨の取り出しができなくなる(=その永代供養墓から改葬ができなくなる)ことが多いので、使用規約などを注意して呼んでおきましょう。
納骨堂
遺骨を屋内で保管する施設を納骨堂といいます。
墓地・霊園が屋内にがあるとイメージしていただければよろしいかと思います。屋内にあるので、天候に左右されずにお参りできるのが大きな特長です。
敷地の中に個人の区画が設けられている納骨堂のほか、機械式駐車場のような自動搬送式の納骨堂も登場しています。
第一候補はお参りし易いところ
「その改葬先を選んだ理由は?」というアンケートを改葬した人に行った結果、最も多い回答は「自宅からの距離が近いから」というものになりました。
各々に長所や短所がありますが、改葬先で最も重視したいものはお参りのしやすさです。
もちろん、承継者の心配があったり特別な希望(例:ペットと同じお墓に入りたい)がある場合は、自分の希望を叶えられるところを探しましょう。
お問い合わせ
せっかく改葬をしたのに希望通りにならなかった…、という事態は避けたいものです。まずは、ご自分の生活圏から改葬先を探してみるとよいかと思います。
・お墓の引越しをしたい!
・改葬ってどうするの?
・必要な書類をどう集めれば…