西本願寺での永代経



 先日、永代経を上げて頂くために、西本願寺へ参拝しました。
 本願寺は浄土真宗本願寺派の本山です。親鸞聖人の廟堂(貴人や神の霊をまつるところ)でもあります。西本願寺と呼ばれているのは、寺院がある所在地が理由です。


永代経とは法義を伝えていく法要


 永代経とは、信徒の協力により仏様の教えが永代に渡って受け継がれていく法要です。
 亡くなった方をご縁にして永代経を読んでいただくこともできます。


西本願寺へのアクセス


 西本願寺は大きな寺院なので、参拝をするのに様々な交通機関を利用できます。

公共交通機関を利用する場合

JRから
 京都駅下車
 市バス『京都駅前』より9番,28番,75番(西賀茂車庫行など)に乗車、『西本願寺前』で下車。

阪急電車から
 河原町駅下車
 市バス『四条河原町』より207番に乗車、『島原口』で下車。

 大宮駅下車
 市バス『四条大宮』より18番,71番,206番,207番に乗車、『島原口』で下車。

京阪電車から
 七条駅下車
 市バス『七条京阪前』より206番、208番に乗車、『七条堀川』で下車。


タクシーを利用する場合

 駅からタクシーに乗り、「西本願寺まで」と指定します。
 所要時間はJR京都駅からは数分、阪急大宮駅、京阪七条駅からは約10分です。


自家用車で行く場合

 西本願寺には自家用車を停められる駐車場もありますが、大きな法要や行事があるときは駐車場が閉鎖されてしまいます。
 参拝する日に駐車場を利用できるか事前に確認をしておきましょう。


永代経の申し込み方法


 永代経を上げていただくためには、まず申し込みをします。
 申し込みは竜虎殿という建物で行います。
 門の近くにある大銀杏からお堂を見て、左側にある建物です。




 受付で永代経を頂きたい旨を伝えると申込書を渡されます。これに必要事項を記入します。

 亡くなった方の法名と命日のほか、申込者の所属する寺院名を記入する必要があります。事前に確認しておきましょう。
 また、永代経を上げていただくためには懇志を納める必要があります。納める懇志額は3万円からとなっています。

 永代経は基本的に1日2回、11時30分からと15時から行われます。開始される10分前にご案内が始まるので、その時間には竜虎殿にいるようにしましょう。

永代経に参加する


 時間になるとお堂まで案内していただけます。永代経は阿弥陀堂で行われました。
 永代経に参加する際の服装は華美なものでなければよいとのことでした。男女ともほぼ普段着の方がほとんどで、スーツを着ていった私は少し浮き気味でした…。

 お骨や過去帳などを持参すると、壇に上げてそれらにお経を頂くこともできます。他の人のものと区別がつかなくなると大変なので、付箋などで目印をつけておくとよいでしょう。

 お経が始まると参拝者はお焼香を上げます。お焼香を上げる参拝者の人数にもよりますが、10~20分ほどで永代経は終了します。

永代経が終わったら


 永代経を上げて頂いた後には、西本願寺を拝観するのも良いでしょう。
 西本願寺にある建造物はほとんどが国宝や重要文化財に指定されています。なかでも飛雲閣は、金閣や銀閣と並ぶ京都三銘閣の一つとして上げられています。

 周辺にはレストランや料理店が充実しているので、お食事を召し上がるのもよいと思います。
 西本願寺に備え付けられている冊子を提示すると、特典を付けてくれる料理店もあります。


永代経に必要なもの まとめ


 西本願寺で永代経をしていただくために確認しておくことや必要なものをまとめます。

◆亡くなった方の法名
◆亡くなった方の命日
◆申込者の所属寺院の名前
◆3万円以上の懇志金

 永代経とは、法義を大切にする人の心そのものであるともいえます。
 亡くなられた方をご縁に、仏様のみ教えを広げるご縁を結んでみてはいかがでしょうか。


2017-04-25 | Posted in お墓ニュースComments Closed 

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